2016.05.06
先月末、図書館チームのメンバーが全員集まってお疲れさま会をした。
狛江市が主催したランチコンテストで優勝したビストロで、メンバーのIさんの紹介。分科会を取り仕切っていたメンバーに、提案書をまとめるにあたって加わった2人と合わせて6人。飲んで食べて話題も尽きず、楽しい昼食会のひとときだった。そのとき撮った写真を届けようと、私の家から5分のHさん宅に徒歩で向かった。
Hさんの郵便受けに手紙と写真を入れて、戻ろうとしたら、すぐ近所がよく遊びに行く知人の家。家の前に樹齢60年の大きなサクランボの木があって、丹精込めて手入れしているため、毎年、たくさんの素晴らしい実をつける。去年、初めてお福分けに与ったが、口に入れてみてびっくり。今まで食べていたサクランボはなんだったのか?と思うような爽やかな味で、初夏の風が鼻から口を吹き抜けるよう。
まるで皮が無いみたいにするりと口中を通り抜けていってしまった。これではいかん、この美味なる果実に申し訳ないと思い、座りなおして、2つ目はゆっくりと心して味わった。やっぱりなんともきれいな味。目をつぶって3つ目。こういうのを至福の時というのかな。
その知人曰く、山形の人はサクランボを「食べる」とは言わない、「飲む」と言う、と。さもありなん。
さて、今年もサクランボの季節が巡ってきて、知人の家の木には、ひとひとつ彼の手によって丁寧に袋掛けされている。そのビニール袋がはたはたと風に揺れ、背景には抜けるような5月の青空。
その様子を見たとメールしたら、日曜の午後遅くに摘みに来なさいと誘ってくれたので、友達と二人でお邪魔する予定。あの木に登って摘んでいいのかなあ、私の重さで枝が折れたりしたらえらいことだ。ひとしきり作業したら、もちろん木の下で酒盛りだよね。じゃあ、今年はきりっと辛口のスパークリングワインでも手土産にしようかな?
Jasmin