掲載日:2016.11.14
3回にわたって、意見交換会を開催しました。参加者は延べ64名。
開催日 |
時 間 |
会 場 |
開催記録 |
2016年10月12日(水) |
19:00~21:00 |
中央公民館 視聴覚室 |
こちら |
10月13日(木) |
10:00~12:00 |
中央公民館 視聴覚室 |
こちら |
10月15日(土) |
14:00~16:00 |
中央公民館 講座室室 |
こちら |
意見交換会では、まず市民の会から提案書提出までの概要、提案書のポイント、コミュニティ・スペース、公民館、図書館の提案の基本的な考え方、提案書提出後の市とのやり取り、現状説明、市民の会で検討している木造増築案について説明を行いました。
その後、説明に対する質疑応答ののちグループに分かれて(13日は全員で)意見交換を行いました。その概要は次のとおりです。
・現状の建物の上に木材と鉄骨を使用して増築するという案には質問が多く、使いながら増築できることや、木を使うこと、さらにエコであることなどで好意的な意見が多く出された。
・市が補正予算でコンサルタント会社に調査を依頼した件では、調査項目に現状の改修と他施設の併用という分散案が入っていることに対する懸念が複数の人から出された。
・新しい構想であるコミュニティ・スペースについては、市民広場と一体になった活用や、だれでも気軽に立ち寄れる場所、人と人のつながる場所、職員の配置は必須といった意見が寄せられた。
・和室やホールなどに対する個別の要望も出されたが、今回はあまり時間が取れず、実際の設計に向けて、さらに利用者の声を反映させる機会が必要である。
・曜日と時間帯を変えて開催したことは好評で、これからもこういう会合を開催してほしい意見が多く寄せられた。
こうした結果を踏まえて、これからも、みなさんの声を聞きながら、行政や専門家とともに新しい市民センターの実現をめざしたいと考えます。
各回の開催記録は次のとおりです。
◆ 第1回から第3回共通
◆ 配付資料: |
・市民提案書ダイジェスト版
・新市民センターのコミュ二ティ・スペースについて
・提案書の表II-1公民館必要な施設一覧
|
◆ 回覧資料: |
・狛江市民センター増改築計画8月17日版
・市民センター増改築等調査仕様書
|
◆ 進行: |
・市民の会からの説明
市民提案書提出までの概要と市民提案書の概要 現状説明および木造増築案
・説明に対する質疑応答 ・参加者同士による意見交換
|
◆ 第1回
・日時: |
2016年10月12日(水)19:00〜21:00 |
・会場: |
中央公民館 視聴覚室 |
・参加者: |
22名 |
・参加者からの意見など: |
グループA
・【質問】提案書に書かれている「オープンカウンター」とは具体的にどんな機能をもっているのか。【回答】入ってきた人が、公民館活動や学習に関して気軽にどんなことでも相談できる。
・「着物に親しむ会・いずみ会」では、盆踊りのときに公民館の和室で着付けの活動をしている。その活動をもっと市民に知ってほしいのだが、どこに相談したら良いのか分からないので、そのような機能ができればありがたい。
・コミュニティ・スペースは広場も含めて考えることが必要。職員の頭を柔軟にしてほしい。外のスペース(広場)にも椅子を設置してくつろげるスペースがほしい。去年の「公民館の集い」では外に椅子を出した。
・各部屋に備品を収納するスペースが必要。
・和室の間仕切りは、ふすまを残してほしい。
・ゴミは各人が持ち帰るという方針は良くわかるが、ゴミ箱は各部屋に設置してほしい。
・自分が住んでいる近くに利用できる公共施設(公民館等)があるのは便利なので、分散案が提示されれば有利だと思う。世田谷はかなり細かく地区を分けてそうした施設を設置している。【この意見に対して】狛江は世田谷とは広さも人口も異なっているので、比較できない。
・公民館と図書館は同じ建物にあることが重要。分散案では実現できない。ただし将来、青少年のための文化施設や博物館の設置などを考慮すれば、教育研究所やビンカンセンターなどの利用は有効である。
・今後も行政の動きを見つつ、市民が主体性を持って市民センターの増改築やシステムについて提案していくことが重要である。そのためにも今後も学習会等を開くなどの活動が必要。
グループB
・コミュニティ・スペース
子育て世代の転入が多いのでコミュニティ・スペースは良い。心地良い空間。
コミュニティ・スペースだけ作って、公民館・図書館をないがしろにしないか心配。
スペースだけでは、人と人はつながらない。職員の配置が必要。
オープンカウンターで、顔の見える相談しやすい事務室を。
・公民館
社会教育として自立した市民を育てるには職員の質の確保が欠かせない。
職員・受講者・講師が一体となって、人を育てることが住み良い町につながる。
それが公民館の役割。機能の充実。
職員を組織としてどう育てるか(研修、資格を持った職員)
・図書館
豪華な図書・美術全集などあれば利用する。
専門書はそこそこでよい、座って読める場所、学習室が欲しい。
子どもたちには十分に配慮を。
・その他
エコな建物、環境教育
食べ物があることが人を引きつける。
周辺をきれいにすることも来やすい条件
競争入札をやらせる。
市民センターとの関わりなどの自己紹介に時間を取られてしまい、意見交換にはならなかった。
◆ 第2回
・日時: |
2016年10月13日(木)10:00〜12:00 |
・会場: |
中央公民館 視聴覚室 |
・参加者: |
17名 |
・参加者からの意見など: |
グループ分けなし
・市民ゼミナール講師の発言
① 調査で出て来た提案をどれにするかは誰が決めるのか。市民側から修正可能な条件をどう作るかが大事。
② 図書館について、購入と廃棄はどうなっているか。情報をどう扱うか、運営の仕方が重要。
・土地も建物も市民の財産。現在、行政が市民の願いを実現する立場に無いので、実現にはもうひと運動必要。
・市が提案書をどう理解しているか。市長と話し合う会をもったらどうか。
・調査、設計を受けた会社に提案書で伝えたいことを話す機会が持てないか。
・調査項目に第4案(分散案)が入ったことで、市民提案が無駄になる可能性がある。危機感を表明する意見複数。
・調査報告後、市民に提案する前にアンケートの取り方など市民の会の意見を聞くことを約束させるべき。
・利用団体の要望を聞くことも進めて行く
和室の小舞台は不要。団活室の棚が狭い。入口正面の壁に使い方が乱雑、新しいところはもっと見やすいコーナーを作れ。ダンスにはホールの床にクッションが必要などの要望も出された。
・一方、細かい要望を聞くより、先ず市民提案を葬らせないことの方策を、市民の前で理解を得ながら話し合う必要があるとの意見も出された。
◆ 第3回
・日時: |
2016年10月15日(土)14:00〜16:00 |
・会場: |
中央公民館 講座室 |
・参加者: |
25名 |
・参加者からの意見など: |
グループA(4名)
・乳幼児が自由に遊べるスペースが欲しい。小中学生は児童館が利用できるが、乳幼児が利用できる施設やスペースが少ない。公民館の保育室以外でもっと自由に使える部屋があると良いと思う。
・和室の広さは最低でも現状を維持してもらいたい。また、排水管が詰まっているので修理して欲しい。茶道に使用する炉縁が壊れているので改良が必要。倉庫も部屋内に確保して欲しい。
・公民館が貸し室化、カルチャーセンター化するのは好ましくない。社会教育の場として確保する。
・子どもたちの発育相談、性教育の悩みなどの学習会が開けるようにして欲しい。小金井市では、市民が自主的に市民講座を開設し、行政からの補助金も受けられる。狛江にもこうした制度が必要。
・現在の市民センターのエントランスは暗過ぎる。明るくして欲しい。
グループB(7名)
1. 基本案(木造で増築、使用しながら工事ができる、外観図の美しさ?)を実現させたい。
・木造の耐用年数、火災などの質問がでて、下のコンクリート部分の年数は楽にクリアできること、不燃構造になっていることなど答えた。
2. 市の対応は大丈夫か?
・調査依頼は市民提案書をもとにして4案を出し、その中で「木造による増築」を加えた積極面があるが、市民提案ではないとして否定した分散案も固執して入れている。その上で、市民アンケートをとるという。どのようなアンケートになるか、市民の会と相談するのかも今は分からない。
3. では市民提案を実現させるにはどうしたら良いのか?
・市民への広報・宣伝が大事になる。
・この外観図は素敵だ。これに、新市民センターの魅力を添えて市民に知らせたら良い。
・外観図のままだと、こんな立派なものは要らないと反発もないか?
・市民のための新市民センターにすること、コミュニティ・スペースの魅力、新図書館・公民館の魅力を訴えることが大事になる。
4. 木造増築の見学会
・いつ実施されるのか。参加したいが可能か?(今は世話人だけの範囲。確認してみる)
グループC(9名)
1. 市民センター(公民館、図書館)全体のコンセプト、要望
・まちづくりの拠点
・誰でもふらっと気軽に入れるように
・とくに子育て世代(若いママさん等)、高齢世代を重視して
・現状は子連れで利用しにくい→親子で楽しめるように
・子育て世代向けの事業(ソフト面)も充実して
・保育室、子どもコーナーの充実
2. 木造増築案について
・使いながら改修できるのはいい。
・他市から見学に来るような、魅力的で特色のある建物を
3. 外構について
・駐車場の出入り口を裏門に限定するなど、危険のない車の流れを検討した上で、駐輪場は駐車場のスロープ部分に移して、ひろばを広々と使えるように
4. 図書館について
・調べ物の際は資料が足りないので、近隣市区の図書館を利用
・若者アンケートでは、ネットが使えるように、DVDも揃えてほしい等が多い。
5. その他
・このような会を今後も引き続き開催してほしい。
・フリースペースでは飲食禁止のようだが、弾力的に! 食堂は高い。市民食堂ではない。
グループD(7名)
・これからの運動の進め方について関心のある人に集まってもらった。
・はじめに、活動支援センターをこのスペースの中に入れられないかという意見でかなりの時間を費やした。
・調査結果が出てからのプロセスが大事。
・設計コンサルと直接コンタクトを取ることは難しい。
・市の構想があって、それに沿って結果が出されるのではないか。
・市民提案書を市がどう考えているのか知りたい。
・調査の途中経過を聞いて行く。
・出てきた案はどう扱うのか。
・最終的には庁議で決めることになる。
・時間が足りなくてまとまらなかったが、世話人会でこの件について時間を取って話し合う必要がある。
その他の意見
① 和室の市民提案について
・市民提案書では現状と同じ面積で2室を区切って使えること、小舞台とあるが、小舞台は作らずに、床の間のままで。また、襖は作法のために必要なので、仕切りは襖にして欲しい。
② 活動支援センターを市民センターに
・現状の支援センターのある高架下は小田急から借りている。これを新市民センターに持ってくれば機能としても経済的にも良いのではないか。
③ コミュニティ・スペースの提案に関して
・1階に公民館事務室が入ると、図書館スペースが地下1階、1階、2階、3階と分散されないか心配。(木造増築案なら、計画している2階までに収まると思う。ただ、1階に予定したい図書館部分が一部2階になる可能性がある。)
以上